手順4:最後に、チラシデザインの仕上がりをチェックしていきましょう
チラシデザインをするにあたり、次の4つのことについてしっかりと理解しておくことが大切です。デザインラフ(大まかな構成、イメージなどを入れて仕上がりのイメージが分かるようにしたもの)を作る時、実際にデザインを仕上げていく時、データが完成したとき、仮印刷して最終チェックをする時、その制作の最初から最後まで通して、次のPOINT1~POINT4について意識して進めていきましょう。
4つのポイントを常に意識したチラシデザインをする
[su_service title="手順1でまとめた内容を再確認しましょう。" icon="icon: check-square" icon_color="#ff6600;" size="26"]手順1で行った「目的」や「コンセプト」の設定、「伝えたい情報を整理する」に基づいたデザインになっているかチェック![/su_service]
POINT1: 「目的」に合ったデザインになっているか
チラシを作成するにあたり、伝えたい情報はたくさんありますよね。それらの情報をただ並べるだけでは、見た目も悪く、見る人にきちんと情報を伝えることができません。伝えたい情報の優先順位を明確にし、それに従ってレイアウトを考え、人の視線の誘導をする必要があります。チラシを作成するときの「目的」、何のためのチラシなのか、最も伝えたい情報は何か、というところを明確にして、その目的がしっかりと達成されるようなデザインを意識して行っていきましょう。
POINT2: 狙い通りに内容が伝わるか
全く同じデザインであっても、使用する配色やフォントにより、そのイメージはがらりと変わります。また、文字やイラスト・写真の分量によってもそのイメージは全く違うものになります。例えば、あなたが参考書を選ぶ時、「図解で簡単に学べる」ことを目的に探していたとしたら、無意識にその自分のイメージとピッタリの表紙カバーの参考書に目がいきますよね。明るめの配色で、イラストなどが使用されていたり...そしてその参考書を実際に手にした時、もしも中の内容がその表紙のイメージと異なっていたとしたら、とても残念な気持ちですぐさまその参考書を手放すはずです。そんな残念なデザインにならないよう、内容にあったイメージ作りができるよう、レイアウトや配色・フォントなどを考えていくことが大切です。
POINT3: 視認性・可読性(見やすさ・読みやすさ)
ターゲットが見やすいデザインになっているか、というのも重要なポイントです。子供ならイラストなどで見やすく、お年寄りなら大きめな文字サイズにしたり、文字間や行間を広くして見やすくするなどの工夫が大切です。また、縦組みの時は上から下へ、横組みの時は左から右へというように、視線をスムーズに進められるようレイアウトを考慮しましょう。ここの配慮がなされていないと、せっかく作成したチラシも最後まで見てもらえない結果に終わってしまいます。ある程度カタチになってきたら、この点も意識して見直しをしてみましょう。
POINT4: 誤字脱字は無いか。内容に不備が無いか十分な見直しを!
誤字脱字が多いと、そのチラシ自体の信頼性に影響してしまいます。また、その内容に不備があってはチラシの「目的」を達成できないばかりか読み手に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。チラシの内容をチェック、文字校正も1文字1文字間違いがないか何度もしっかりと見直しを行いましょう。「間違っているはずがない」と思っていたところが、案外入力ミスなどしていることもあります。「大丈夫」でなく「かもしれない」と思って見直しましょう。なお、その際はデータ上で見直しをしてもどうしても見落としがち。プリンターで印刷をしたものを実際に見ながら丁寧にチェックしていきましょう。また、自分のパソコンのパワーポイント等で作成したデータを印刷注文する際には、使用フォントが印刷所で使われているかどうか確認が必要です。もし分からない場合は、使用フォントをデータに埋め込んでしまいましょう。それで問題なく思い通りのフォントで印刷されます。ですがその場合、印刷所の方で文字修正などすることは出来なくなりますのでその点はご注意ください。
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