教育・習い事

「大好き」伝えていますか?

ママはいろんなことが見えすぎる

先日、次女の幼稚園のお友達ママたちとお話ししていた時のことです。Mちゃんのママは、Mちゃんのことで大変思い悩んでいました。Mちゃんは、幼稚園など他人の中では他のみんなと何ら変わりなく普通に過ごすことが出来るのに、うちに帰って家族だけになると、思い通りにならないと少しのことで発狂して手が付けられなくなり、その騒ぎは近所の人が異常を感じるほどらしく、警察や児童相談所に通報をされてしまうということでした。児童相談所や幼稚園の先生などに相談をしても、Mちゃんの普段の行動には何の問題もなく発達障害の疑いなどもないということで、ママはもうどうすることも出来ず、その大変さを理解してもらうことすら出来ない状態で困り果てていました。
以前からこのことに関して悩んでいたので、お友達ママ同士、話を聞くたびにこうして見たらどうかな…と色々声をかけながら、Mちゃんのママも様々なことを試してみて来てはいるようですが、結局のところ何も改善しないのだそうです。…困ったものですね。これではMちゃんのママの方がどうにかなってしまうのではないかと心配になってしまう状況です。もう、Mちゃんのママにとって、Mちゃんと過ごすことが苦痛になっている状態で、「一緒にどこにも行く気になれない」と言っていました。いったいなぜこのような事になってしまったのでしょう。その理由は、断片的に話を聞いたところで他人が分かることではありません。けれど、必ずどこか問題があるからこのような異常事態になっているのだと思います。私がこのような話をママさんたちとしていて度々思うことは、あれこれ心配をしてしまうママほど本当に真面目できちんとしているママだということです。子の幸せを願い、いつも真剣に、いつも真面目に、そしてママ自身も良いままでいたいと強く望み、間違いを起こさないように頑張っているママなのだと本当に思います。ママはいつも子供の近くにいて、子供のいろんなことがたくさん見えすぎます。そのすべてを一生懸命考えていたら、ママは本当に忙しすぎますよね。だからママは、もっともっと人間的で良いと思うのです。ママだからいつも正しく、なんて子供だって望んではいませんよね、きっと(笑)「ママだって、ママだって、こんなことあんなことたまにはしちゃうんだぞーーっ」て感じでらくーに過ごすと子供との関わり方ももっと楽になります。そして、自分だってこんななんだから…と思ったら、子供に対しても必然的に許せることが多くなる。「これをしたらママは怒るよ」ってこと以外は、まぁまぁ、そんな時もあるよねって目をつぶってあげる。私はいい加減な人間なので、それくらいでちょうど良いかな…なんて思うのです。

伝えるだけで幸せになる

私も長女が小さい頃は、何か長女に心配なことがあると、その都度「何故だろう」とか、原因を探り改善しようとするところがありました。でもそんな中で、ふとそれは違うと思ったのです。よくある「こう育てるとこうなる」みたいな子育て論なども、気にしすぎてあれこれ思い悩むのは何か違うなと。気になることがあって何とかしたい、原因を知りたいと思いつつも、考えてもその答えは結局のところ良く分からないものです。様々な要素が重なりあったその家庭その家庭でしかありえないようなことが影響しているからです。ふとそう思うようになってから、私はもう、原因を考えることはやめました。ただ、ひとつだけ。いつもこれだけは忘れずにいようと思っていることがあります。「あなたが大好き」ってその気持ちを常に子供に対して伝えていくということです。私は、ふと思いついたとき、幼稚園帰りや学校帰り、怒ったあと、じゃれてるとき、いつでも関係なく「○○大好き、可愛いね」って言います。「ママってば急に言う」って子供も笑っていますけど、高学年の長女もいつも嬉しそうにしています。不思議ですが、私はこれを実践するようになってから、子供に対して何か不安に思うことはないし、自分の子育てについて疑問を持つこともない、本当に心から幸せだなと思って毎日を過ごすことが出来ています。長女の年齢位になると、お友達同士で家族の話をし合うこともあり、自分とは違う家族の在り方にびっくりすることも多いそうです。そんな中で、先日長女に言われて嬉しかったことがあります。「ママ、私は自分が凄く大好き。自分のいいところがいっぱい言える。自信がありすぎて何でもできるような気がしちゃうんだ」って。そして、「ママのおかげ。ママはいつも私をほめてくれるから」と。何だか、ほろっと来ましたね。

だから思うのです。困ったことがどうしたら改善されるのか、それは難しすぎて分からないけれど、とりあえず出来ることとして毎日目の前の家族に対して「大好きだよ」と声にしてみること。その積み重ねは、きっと素敵な毎日につながっていくのではないかと感じています。

役に立った子育て本の紹介

是非読んでみてほしい本のご紹介です。私も若いころに散々読んで「大切なこと」が何なのかを気づかされた本です。


  • この記事を書いた人

omima

印刷会社・デザイン事務所等を転々と7年、社内報などの文書制作から、チラシ・パンフレット、取扱説明書、文庫の組版、装丁デザイン、イベント等の看板デザイン、商品カタログの制作など様々な媒体の制作を経験させていただきました。思い返せば若さだけで何とか頑張っていた私を信用してくださり、様々な媒体のデザイン経験を与えてくれた方々には、感謝しかございません。出産を機にしばらくブランクがありましたが、子育てもひと段落し、今は自分が出来ることでお役に立ちたい、と細々と活動しております。子育て中においても、デザインが役立つ場面は意外と多いのだと実感します。割と誰でも気軽にデザインに挑戦出来るようになった近年では、「経費削減のため自分でチラシやポスターのようなものを作ることが出来れば…是非やってみたい気持ちはあるけれど具体的にどうしたらいいのか分からない」「実際に少しやっては見たもののやはり思うように出来ず困っている」などのご相談をいただくこともあります。そんな時に役立てていただける記事が出来たらと当サイトを作りました。また、こういった活動をするうち、デザイナーとしてお仕事をするよりも、やってみたいという思いを持った方々のお手伝いをすることの方が、自分のやりたいことに合致しているということにも気付かされました。当サイトをご覧いただいている全ての方々に、大変感謝申し上げます。是非少しでも参考にしていただき、デザインにトライしていただけたらと思っています。 我が家でも、子供のためにデザインしたネームシールなど思った以上に喜んでくれ、小学生にもなると「こういうデザインのシールを作って」と注文をしてきます。今では我が子も「自分でデザインしてみたい」と言い出すこともあり、デザインとはとても身近なもので、その自分で作るというオリジナル感を楽しむひとつの遊びになっているのだと感じています。 その他の運営サイト:膠原病とバセドウ病になりまして。

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